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Ubuntuでシェルスクリプトを使って自動バックアップを設定する方法

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システムデータの保護において、定期的なバックアップは非常に重要です。Ubuntuではシェルスクリプトを使って自動的にバックアップを設定し、定期的に重要なファイルやディレクトリを保存することができます。この記事では、その手順を解説します。

1. バックアップの保存場所を設定する

まず、バックアップファイルを保存するディレクトリを決めましょう。例えば、/backupというディレクトリに保存する場合、以下のコマンドでディレクトリを作成します。

sudo mkdir /backup

次に、このディレクトリのパーミッションを適切に設定します。

sudo chmod 755 /backup

2. シェルスクリプトの作成

次に、バックアップを自動的に実行するためのシェルスクリプトを作成します。たとえば、backup.shというファイルを作成し、以下の内容を記述します。

!/bin/bash
バックアップするディレクトリ
SOURCE="/home/user/data"

保存先
DEST="/backup/backup-$(date +\%Y-\%m-\%d).tar.gz"

tarコマンドでバックアップを作成
tar -czvf $DEST $SOURCE

このスクリプトは、指定されたディレクトリをtarコマンドを使って圧縮し、日付ごとにバックアップファイルを作成します。

3. スクリプトに実行権限を付与する

作成したスクリプトに実行権限を与えるために、以下のコマンドを使用します。

sudo chmod +x /path/to/backup.sh

これで、スクリプトが実行可能になります。

4. cronを使って自動実行を設定する

次に、cronを使って定期的にスクリプトを実行するように設定します。crontabを開きます。

crontab -e

以下のように記述し、毎日午前3時に自動でバックアップが実行されるようにします。

0 3 * * * /path/to/backup.sh

これで、backup.shが毎日自動的に実行され、バックアップが作成されるようになります。

5. バックアップの確認

バックアップが正常に行われているか確認するために、保存先のディレクトリを確認します。

ls /backup

指定した日付のファイルが存在すれば、バックアップは成功しています。

6. 古いバックアップの自動削除

バックアップファイルが増えるとディスク容量を圧迫するため、古いバックアップを自動的に削除するスクリプトを追加することもできます。例えば、7日以上前のバックアップを削除するには、次のコマンドをbackup.shに追加します。

find /backup -type f -mtime +7 -exec rm {} \;

これにより、7日より古いバックアップファイルは自動的に削除されます。

7. 結果の確認と運用

これで、バックアップの自動化が完了です。バックアップを定期的に確認し、ファイルが正しく保存されているかチェックすることを忘れないようにしましょう。

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