システム管理者にとって、ディスクの空き容量を定期的に監視することは重要です。この記事では、Ubuntuでディスクの空き容量をチェックするスクリプトを作成し、自動化する方法を紹介します。このスクリプトを使うことで、ディスクがいっぱいになる前に対策を講じることができます。
スクリプトの準備
まず、ディスクの空き容量を確認するための基本的なコマンドを学びましょう。
df -h
このコマンドは、システム内のすべてのマウントされたディスクの空き容量を表示します。-h
オプションは、人間が読みやすい形式で結果を表示します。
シェルスクリプトを作成する
次に、ディスクの空き容量をチェックし、結果をログに保存するシェルスクリプトを作成します。
#!/bin/bash
df -h > /var/log/disk_space.log
このスクリプトは、ディスクの空き容量をチェックし、その結果を/var/log/disk_space.log
に保存します。
スクリプトに実行権限を付与する
作成したスクリプトに実行権限を付与します。
chmod +x /path/to/script.sh
Cronジョブで定期的に実行する
スクリプトを定期的に実行するために、Cronジョブを設定します。
crontab -e
次の行を追加して、スクリプトを毎日午前1時に実行するように設定します。
0 1 * * * /path/to/script.sh
ログの管理
長期間にわたってログを保存すると、ログファイルが大きくなります。古いログを自動的に削除するために、ログローテーションを設定することをお勧めします。
/var/log/disk_space.log {
daily
missingok
rotate 7
compress
notifempty
create 640 root adm
}
この設定により、ログファイルは毎日ローテーションされ、7日分のログが保存されます。
まとめ
この手順を通じて、Ubuntuでディスクの空き容量を定期的にチェックし、結果をログに保存するスクリプトを作成しました。さらに、Cronジョブを使用してスクリプトを自動的に実行し、必要に応じて通知を受け取る方法も紹介しました。これで、ディスクの空き容量を効果的に管理できるようになります。
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